特別準会場: |
2024年 第1回 2024年 9月 27日 2024年 10月 5日 2024年 10月 13日 |
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特別準会場: |
2024年度 第2回 2025年 1月 24日 2025年 2月 1日 2025年 2月 9日 |
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論理文章能力検定とは
未来を切り拓く「論理」の力
自分の未来を切り拓くためには、氾濫する情報の中から適切な情報・課題を見出すための「読解力」、課題解決策を筋道立てて考えるための「思考力」、解決策をあらゆる人に伝え理解してもらうための「表現力」が必要だと私たちは考えます。そして、この3つを結びつけ、支えるのが「論理」です。
論理文章能力検定は、論理を土台としたこの3つの力(言語運用能力)を身につけ、これらを総合的に養うことを目的としています。
「論理」力を身につけることのメリット
「論理」というと難しく捉えられがちですが、「論理」とは、もっと根本的なもので、「ものごとの筋道」を指しています。
実は、「論理」とは私たちにとってとても身近で、日常生活において無意識のうちに使っているものなのです。普段、他者とのコミュニケーションにおいて、正確に自分の意思や考え方を伝え、理解してもらうためには、筋道の通った説明をすることが必要になります。たとえ身近な人であっても、異なる考え方や経験をもつ他者と、スムーズにコミュニケーションをとるためには、共通の「論理」がなければ噛み合いません。「論理」がなければ、コミュニケーションは成り立たないのです。
特に文章で自分の伝えたいことを説明するとき、読み手が不特定多数であると、「論理」を使わざるを得ません。また、読み手側も、「論理」に基づいた読解力を備えることで、あらゆる文章の要点が見え、より速く正確に書き手の言いたいことを理解できるようになります。
そうすると、国語の成績はもちろん、国語以外のあらゆる教科の成績向上も期待できますし、社会に出てからも、仕事上の様々な場面で役立てることができるでしょう。
論理文章能力習得の成果
論理に基づく「読解力」、「思考力」、「表現力」が身につけば、言語運用能力(国語力)全体の向上につながるため、当然、国語の成績も上がり、学校のテストや入試の問題もスムーズに解けるようになります。さらに、大学入学後に論文やレポートを作成する際にも、より論理的で説得力のある文章が書けるようになります。
実際、論理的思考力の学習を実践しているH高等学校では、生徒の成績が急激に上昇していることが実証されています。このデータは、個人の成績が上がったことを示すのではなく、クラス全体の平均値が上がったことを示しているという点で、注目に値します。
また、あらゆる教科・学問は、論理という約束事で成り立っています。そして、人にとって、論理に基づく言語運用能力は、コンピューターでいうとOS(基本の機能)に相当します。このため、論理文章能力検定の勉強をすることで、国語以外の教科の成績向上にもつながることが期待できますし、将来は、仕事の生産性が向上し、様々なシーンで役立つことが考えられます。
平成18年入学者 進研模試(国語)成績 | ||
偏差値 | 1年次7月期 | 3年次5月期 |
---|---|---|
60以上 | 0人 | 15人 |
50~59 | 11人 | 13人 |
40~49 | 17人 | 2人 |
39以下 | 3人 | 0人 |
偏差値39以下の生徒がゼロ!逆に、偏差値60以上が半数と、驚異の上昇率です。(※1名は未受検)
模試成績推移(クラス平均)
クラスの平均偏差値が右肩上がりに伸びています。しかも、入学時よりも11.2ポイントも上昇するという驚異的なデータです。
企業が採用時に新卒者に求める資質 2010年調査結果上位5項目
※16項目の選択肢のうち、3項目を選択し回答。
大学卒 | 大学新卒 | 短期大学卒 | 専修・専門学校卒 | |
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第1位 | 熱意・意欲 70.3% |
熱意・意欲 67.7% |
熱意・意欲 76.3% |
熱意・意欲 77.1% |
第2位 | 行動力・実行力 50.5% |
行動力・実行力 46.4% |
協調性 51.5% |
協調性 50.6% |
第3位 | 協調性 40.1% |
協調性 34.4% |
行動力・実行力 42.3% |
行動力・実行力 38.6% |
第4位 | 論理的思考力 30.2% |
論理的思考力 33.3% |
論理的思考力 21.6% |
論理的思考力 22.9% |
第5位 | 問題解決力 21.7% |
専門知識・研究内容 26.6% |
問題解決力 19.6% |
問題解決力 16.9% |
参考:2008年調査結果
大学卒 | 大学新卒 | 短期大学卒 | 専修・専門学校卒 | |
---|---|---|---|---|
第1位 | 熱意・意欲 77.2% |
熱意・意欲 70.5% |
熱意・意欲 78.6% |
熱意・意欲 77.0% |
第2位 | 行動力・実行力 49.5% |
行動力・実行力 45.3% |
協調性 59.3% |
協調性 59.3% |
第3位 | 協調性 43.4% |
協調性 38.2% |
行動力・実行力 38.6% |
行動力・実行力 37.8% |
第4位 | 論理的思考力 21.7% |
専門知識・研究内容 28.0% |
表現力・プレゼン テーション能力 17.2% |
専門知識・研究内容 23.0% |
第5位 | 問題解決力 18.1% |
論理的思考力 23.6% |
常に新しい 知識・能力を 伸ばそうとする力 16.6% |
表現力・プレゼン テーション能力 17.0% |
【出典】公益社団法人経済同友会「企業の採用と教育に関するアンケート調査」
(2010年調査)
調査対象:経済同友会会員所属企業 846社
有効回答:230社
回答企業社員数合計:約80万人
新卒社員採用数合計:約26,900人
企業が採用時に新卒者に求める資質
「読解力」「思考力」「表現力」は、ビジネスでは一般的に、「論理的思考力」といわれています。「論理的思考力」は、物事を分類・整理したり、組み立てたりして、筋道を立てて考えること。ビジネス・パーソンにとって、「論理的に考える」ことは、日々の業務を効率的に進めていくのに大いに役立ちます。
思考や分析の結果が整理されていると、おのずと論理的でわかりやすい説明になるため、自分の考えを相手に理解してもらいやすく、相手にスムーズに行動を起こさせるための一つの技術となります。論理的思考力を身につけることで、ビジネスシーンでも、より高いレベルで活躍することができるのです。
実際、企業が採用時に新卒者に対して求める資質として、経済同友会が行った「採用と教育に関するアンケート」(2010年12月)でも、「論理的思考力」を重視する企業が増加していることがわかります。長引く不況で内定率が低迷する昨今、人材育成の余裕を失い、即戦力を求める採用企業側の傾向が見て取れます。